2年前に起きた池袋の強盗未遂事件、男2人逮捕 匿流の指示役か

東京・池袋の会社事務所で金品を奪おうとしたとして、警視庁は4日、無職今井裕治(38)=住居不定=と職業不詳大野実(51)=東京都板橋区=の両容疑者を強盗未遂と建造物侵入の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。警視庁はいずれも指示役とみている。 捜査関係者によると、2人は他の者と共謀して2023年8月21日、東京都豊島区池袋の会社事務所に無施錠の玄関ドアから侵入、同社従業員の男性(当時29)の顔に催涙スプレーを噴射したり体を押さえ付けたりし、金品を奪おうとした疑いがある。 警視庁は23年10月、実行役として20代の男2人を逮捕していた。その後、別の特殊詐欺事件の捜査で今回逮捕した2人が浮上したという。 指示役の2人は、もともと面識はなかったが、特殊詐欺グループメンバーの紹介で知り合ったといい、警視庁は「匿名・流動型犯罪グループ」とみている。(三井新、西岡矩毅)

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