一連の闇バイト強盗のうち、千葉県市川市の強盗傷害事件で指示役4人が逮捕されましたが、逮捕の決め手は何だったのでしょうか。 これまで1年以上にわたり捜査関係者などに取材を続けてきましたが、逮捕の決め手の一つとなったのはデジタルとアナログをかけ合わせた捜査です。 スマホおよそ750台などを解析したデジタル面と実行役などの取り調べのアナログ面、この一つひとつのピースをパズルのように組み合わせることで事件の構図を浮かび上がらせ、証拠を固めることができたと、ある捜査関係者は話していました。 実際に今回逮捕された4人のうちの3人が強盗事件とは別の傷害事件で、去年11月に千葉県警に逮捕されていました。 その際に押収したスマホから今回の市川市の強盗事件の回収役とのやり取りに関するデータが見つかり、事件を大きく動かすピースになったということです。 合同捜査本部は今回逮捕した4人が18の強盗事件に関与したとみて、事件の全容解明を進めるとしています。