「失われた時間の償いを果たしてほしい」殺人事件をめぐり再審無罪が確定 前川彰司さんが裁判費用の補償を国に求める

「失われた時間の償いを果たしてほしい」。殺人事件をめぐり、再審無罪が確定した前川彰司さんが9日、裁判にかかった費用について、国に対して補償を求める手続きを行いました。 前川彰司さんは、39年前に起きた福井女子中学生殺人事件で逮捕されて以来、一貫して無実を訴え、今年8月に再審無罪が確定しました。 これを受けて前川さんは9日、これまでの裁判費用などの補償を国に請求するための書類を福井地裁に提出しました。 弁護士費用などを含めた補償額については、裁判所が算定することになっています。 ■前川彰司さん 「裁判にはお金がかかったし、拘禁された分も償いをしてほしい 福井事件とは一体どういう事件だったのか、刑事は終わったが、民事・民法において裁かれるべき事件」 なお前川さんはこのほか逮捕や服役に伴う8年4か月余りに及ぶ身柄拘束に対する賠償金も2026年にも請求する予定で、さらなる事件の真相究明につなげたいとしています。

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