「平穏な日常が壊された」 強盗傷害事件の被害者が語る恐怖 栃木県小山市

11月、小山市で「闇バイト」に応募した男らが住宅に侵入し、住民に大けがをさせた強盗傷害事件で住人の男性が恐怖を語りました。 (住人男性) 「夜も怖くて眠れずちょっとしたことで過敏になってしまう」 事件は、田んぼに囲まれた小さな集落でありました。 11月4日の夜、小山市の住宅に男3人が押し入り、この家に住む69歳の女性を暴行、右腕を骨折する大けがをさせた上、スマートフォン2台を奪って逃走しました。 警察は、SNSを通じて闇バイトの実行役を募る「トクリュウ=匿名・流動型犯罪グループ」の犯行とみて捜査を進め、これまでに実行役の男3人と監視役と見られる男1人を逮捕しました。 指示役はいまだ捕まっていません。 事件当時、居間にいた家主の33歳の男性は、不審な物音に気づき、外に出て確認しようとしたところ男に見つかり追いかけられました。 男性は駆け込んだ近所の家から震える手で110番通報しました。 (住人男性) 「恐怖でいっぱいだった。なぜ自分の家が狙われたのか分からなかった」 男性は事件後、自宅の防犯対策を進めました。 (住人男性) 「娘にGPSを持たせ自宅に防犯カメラを設置した」 重傷を負った義理の母親は、先日退院したものの、恐怖で自宅に戻ることができていません。 また、部屋に隠れて無事だった8歳の長女は、カーテンの隙間から、犯人を目撃していて男らに襲われる夢を何度も見るといいます。 なぜ自分の家が狙われたのか。 消えない恐怖を抱えながら、全ての犯人逮捕を待っています。 (住人男性) 「被害者は一生心の傷を背負わなければならない。犯人には早く容疑を認めてもらいたい」

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