福山雅治が主演を務める「映画ラストマン -FIRST LOVE-」が12月24日(水)に全国公開される。本作の主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」を手掛けた福山とB'z・稲葉浩志のコメントが公開された。 ■「ラストマン」が映画化 本作はドラマ「ラストマン−全盲の捜査官−」(2023年)を映画化。全盲の人たらしFBI捜査官と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事がバディを組み、難事件を解決していく物語。 どんな事件も必ず終わらせる最後の切り札・ラストマンの異名を持つ全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山)と、警視庁捜査一課の護道心太朗(大泉洋)。数々の難事件を解決してきた無敵のバディは、ある事件のために北海道へ。そこで出会ったのは、皆実の初恋の人、ナギサ・イワノワ(宮沢りえ)。世界的な天才エンジニアであるが故に謎の組織から追われていた彼女は、命の危険を感じアメリカへの亡命を希望していた。 皆実と心太朗は、護道泉(永瀬廉)やFBIから新たに派遣されたクライド・ユン(ロウン)、CIA、北海道警の合同チームと共に事件に挑むが、内通者によって情報が漏れ襲撃を受けてしまう。絶体絶命のピンチに陥った二人が事件解決に向けて奮闘する。 ■福山雅治×稲葉浩志がタッグを組む 本作の主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」は、作曲・編曲・プロデュースを福山が、作詞を稲葉が手掛ける。福山は、主題歌のオファーをプロデューサーから受けた際に「“中の人”が表現しているからこそ、映画と主題歌が地続きで繋がっている。という感じが理想です」と伝えられたことで楽曲提供を快諾。映画ラストマンは「無敵のバディが挑む、新たな難事件」というストーリーであるため、“音楽の最強バディ”として稲葉に声掛けをしたい、という思いに至ったという。 今回、福山自ら稲葉に直接依頼することもできたものの「稲葉さんが断りたくても断りづらい流れになってしまってはいけない」と、敢えて正規のルートとして互いのレコード会社を通じて申し入れをした。そんな福山の思いを受け、稲葉は「面白いプロジェクトですね」と快諾。本作の世界観を汲み取り、先んじて制作されていた福山のメロディに歌詞をのせる楽曲作りが行われた。 ■福山雅治「稲葉浩志さんしか考えられない」 大泉さん演じる護道さんとともに数々の難事件を解決してきた皆実さん。そんな皆実さんを心に宿しながら、音楽で最強バディを組ませていただくとしたら、それは、日本が生んだ史上最高のロックヴォーカリストである稲葉浩志さんしか考えられない、という厚かましい一択と揺るぎない直感でした。 今回、この大胆なオファーができたのは、僕の中の皆実さんが「稲葉さんにお願いしてみましょう!」と突っ走ったからとしか考えられません。なぜなら、先日の東京ドームも拝見させていただきましたが、どの瞬間も全身全霊で歌い、オーディエンスの本能を刺激し続ける姿を目にし、今更ながら稲葉さんにオファーをしたことに一人ひっそりビビっている自分がいました。 今作「木星 feat. 稲葉浩志」は、「映画ラストマン -FIRST LOVE-」の核心を射抜く歌詞、力強くも深い包容力のある歌唱が刻まれています。そんな稲葉さんの表現に導かれたレコーディングは「創造のツボ押し」状態でした。自分一人のソングライティングでは生まれ得ないメロディ、転調、編曲、ジャケット、MV、様々なアイデアが湧いて、湧いて仕方なかったです。 永遠に終わりたくなかった稲葉さんとの創造が終わり、こうして皆さまに楽曲をお届け出来ることが心から嬉しくもあり、同時に寂しくもあります。この楽曲が皆さまの「心を照らす光」となることを願います。 ■稲葉浩志「なんと贅沢な時間」 福山さんと、音楽をやる歓びを感じながら、怒涛の勢いでやりとりをしながら、完成までの道程を楽しませていただきました。なんと贅沢な時間だったでしょう。我々の想いが詰まった“木星”がラストマンの世界を優しく彩ってくれることを祈っております。 ■企画プロデュース・東仲恵吾コメント この度、映画ラストマンを彩る「最強で最高な主題歌」がついに発表されました。主演の福山さんから以前、“映画のエンディングを飾る曲は、作品のピリオドを打つ、まさに作品の一部”だというお話を伺っていました。だからこそ、今回、主題歌のオファーは、皆実さんを演じる福山雅治さんご本人にぜひお願いしたいという強い思いから実現したものです。そして、そこで福山さんから提案されたのは、私たちの予想を遥かに超える、思いもよらないサプライズでした。 映画をご覧頂いた上で、作品の世界観を深く理解してくださった稲葉浩志さんが紡ぎ上げた、魂を揺さぶる歌詞。この作品への熱い想いをすべてぶつけてくださった福山雅治さんによる渾身の楽曲。まさに、映画「ラストマン」の物語を完成させる、究極の“最後のピース”が今、ここにできあがったという確信に満ちています。この感動を、ぜひ劇場の大スクリーンで、その耳で体感してください!