農園に駐車してあった軽トラック1台を盗んだとして15日、無職の男が松江警察署に再逮捕されました。この男は1日に神社のさい銭を盗もうとした窃盗未遂事件でも逮捕されています。 窃盗の容疑で再逮捕されたのは、島根県松江市に住む無職の男(32)です。 調べによりますと男は、12月1日午後6時ごろから午後9時2分ごろまでの間に、松江市内の男性(80代)が所有する農園の駐車場に止めてあった軽トラック(時価20万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。 車はカギがついたままだったということで、午後9時2分ごろ、駐車場に車が無いことに気付いた男性が警察に通報。翌2日、現場から近い場所に止まっている車を警察が発見しました。 男は12月1日の夜、車が発見された場所の近くにある神社で、さい銭箱を持ち上げて裏返し、中の現金を盗もうと物色していたところ、周辺の神社でさい銭の窃盗が続いていたことからこの神社で張り込みをしていた警察官に発見され、窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕されています。 この取り調べのなかで男が「神社に行くための交通手段として車を盗んだ」と供述したことから、警察は所要の捜査をおこない、15日、男を窃盗の疑いで再逮捕しました。 被害に遭った農園の男性と男に面識はなかったということです。 男は、さい銭の窃盗未遂および軽トラックの窃盗について「間違いありません」と容疑を認めていて、警察が動機や余罪などについて調べを進めています。