受け子、出し子まとめ役か 現金詐取疑いで男再逮捕 会津若松署

共謀して高齢女性から現金をだまし取るなどしたとして、会津若松署は15日午後1時25分ごろ、詐欺と盗みの疑いで本籍川崎市、住所不定、会社役員の男(28)=窃盗の罪で起訴=を再逮捕した。男はカードなどを受け取る「受け子」や現金を引き出す「出し子」の取りまとめ役を担ったとみられる。同署は匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)の可能性も視野に調べている。 逮捕容疑は3月21日、被告の男(26)=詐欺などの罪で起訴=らと共謀し、会津若松市の80代女性から通帳と現金5万円をだまし取り、ATMから現金49万9000円を引き出したほか、3月25日に郡山市の80代女性方でキャッシュカードと通帳を盗み取り、女性の口座から現金50万円を引き出して盗んだ疑い。同署によると、男は「知らない」と容疑を否認しているという。 捜査関係者によると、男は何者かから指示を受けて、26歳被告らを高齢者宅などに向かわせていたとみられる。26歳被告らの取り調べなどから、男が浮上した。同署は男がほかにも同様の行為をしていたとみて調べている。同署は県警組織犯罪対策課、郡山署、いわき中央署と捜査した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする