【参院選2025】想定投票日まで1か月 県内情勢は? 岩手

任期満了に伴う夏の参院選は想定される投票日まであと1か月となりました。 岩手選挙区はこれまでに立候補を表明した現職と新人、元職の3人による前哨戦が、熱を帯びています。 参院選岩手選挙区には表明順に、自民党の元職、平野達男氏、立憲民主党の現職、横沢高徳氏、参政党の新人、及川泰輔氏の3人が立候補を予定しています。 6年前に戦った横沢氏と平野氏の立場が入れ替わり、与野党対決を軸にした選挙戦となる見込みです。 平野達男氏は2024年の衆院選と参院選岩手選挙区で、政治とカネの問題や詐欺の罪で逮捕された広瀬めぐみ元議員により逆風が吹き荒れた自民党が、巻き返しを図る一手として擁立しました。 参院議員を3期務め、民主党政権時代に復興大臣を経験し、知名度、実績ともに抜群です。 4年前の衆院岩手3区の勝利では、選挙対策を指揮する「軍師」として党勢拡大に貢献した手腕もあります。 6年前の参院選で4回目の当選を横沢氏に阻まれた雪辱を誓います。 今月の総決起大会では感情をあらわにする場面も。 議席奪還へ、覚悟を持って戦いに臨みます。 横沢高徳氏は1月、平野氏の表明会見後、間もなく、再選を目指して立候補を表明しました。 チェアスキーのパラリンピック元日本代表など、スポーツの世界から6年前に政治の道へ。 1期目の現在は参院の農林水産委員会に所属し、コメ問題に切り込むなど精力的に活動を行っています。 野党共闘による統一候補として挑んだ前回に対して、立憲民主党公認で臨む今回。 2024年の衆院選で少数与党となった自公政権との対決へ、国民民主党と共産党、そして社民党の県内組織に勢力結集を呼びかけています。 議席の死守へ向けて負けられない戦いです。 及川泰輔氏は3月に立候補を表明しました。金ケ崎町在住の現役の会社員として、選挙戦に初挑戦です。 岩手選挙区に参政党が候補を擁立するのは、2024年の補欠選挙を含めて3回連続です。 現在、党には4人の国会議員がいる他、県内は1人の県議会議員と、2人の市議会議員が所属し、徐々に支持を広げています。

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