トランプ氏、殺害されたロブ・ライナーさんを改めて非難 「錯乱していた」「我が国にとって有害」

トランプ米大統領は15日、殺人事件で死亡した映画監督兼俳優のロブ・ライナーさん(78)に対するSNSでのコメントに、身内の共和党からも批判が起きていることについて問われ、改めてライナーさんは「錯乱していた」「我が国にとって非常に有害だった」と非難した。 ライナーさんはトランプ氏に批判的な立場で知られていた。 記者「ロブ・ライナーさん殺害後のSNSでのあなたの発言について、多くの共和党員が非難しているが考えに変わりはないか?」 トランプ大統領 「私は彼のファンではまったくなかった。私から見れば、彼は錯乱した人物だった。彼は、自らの発言が虚偽だと分かっていた。私がロシアの友人で、ロシアに支配されているという話は、事実とは正反対だ。いわゆるロシア疑惑だ。彼はその首謀者の一人だった。キャリア的にも自分自身を傷つけたと思う。彼はいわば錯乱した人物、いわゆる『トランプ錯乱症』になった。だから私は、ロブ・ライナーのファンではまったくなかった。彼は我が国にとって非常に有害だったと思う」 トランプ氏はSNS上でライナーさんについて、自らへの反対姿勢に起因する「不治の病」を抱えているなどと非難した。一方で、投稿の最後には「ロブと(妻)ミケーレよ、安らかに眠れ」と付け加えた。 当局によると、ライナーさんと妻のミケーレさんは14日、ロサンゼルスの自宅で死亡しているのが見つかり、警察は32歳の息子を殺人の疑いで逮捕した。 ミケーレさんは、かつて写真家として活動しており、トランプ氏の著書の表紙に使われた本人の写真を撮影した。

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