「殺すぞ」自転車の女性を転倒させた疑いで逮捕、怒りに任せた幅寄せや追跡が「殺人未遂」に発展するリスク

大阪府堺市で、自転車に乗っていた女性に幅寄せして衝突し、ケガをさせたとして、配送業の男性が殺人未遂の容疑で逮捕された。 報道によると、男性は12月14日、堺市の路上で自転車に乗っていた女性に「殺すぞ」などと怒鳴り、運転する車を衝突させて殺害しようとした疑いを持たれている。 事件の前に男性は女性と口論になり、その後、追跡していたとみられる。警察の取り調べに対して、男性は、女性に車を接触させたことは否認しているという。 一般に幅寄せや追跡行為は、「あおり運転」や「危険運転」として、道路交通法違反に問われることが多い。しかし今回、男性に適用されたのは、より重い刑法の殺人未遂罪だった。 なぜ「幅寄せ」が、殺人未遂罪にまで発展し得るのか。自動車という「凶器」を用いた威嚇や追跡行為がはらむ法的リスクについて、本間久雄弁護士に聞いた。

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