強制執行の男性2人を死傷させた容疑者、家賃滞納40万円か 不動産会社が警察に相談も

東京都杉並区でアパート立ち退きの強制執行の手続きに訪れた男性2人が刺され1人が死亡した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された職業不詳の山本宏容疑者(40)が家賃約40万円を滞納していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。不動産会社が一昨年、滞納について警視庁に相談していたことも判明、滞納が続いていたとみられる。 警視庁捜査1課は16日、亡くなったのは神奈川県海老名市の家賃保証会社社員、小栗寿晃さん(61)と発表。東京地裁の執行官の60代男性も胸などを刺されたが、命に別条はないという。 捜査関係者によると、家賃の滞納額は昨年7月時点で約40万円に上り、一昨年には不動産会社が家賃を滞納する山本容疑者と「連絡を取りたいが取れない」などと警視庁に相談していたという。 事件当日、山本容疑者が住む部屋では火災も発生しており、「トイレットペーパーに火をつけて煙で死のうと思ったが、耐えられず外に出た」などと供述。警視庁は16日、容疑者宅を捜索し、室内からガスボンベ約30本などを押収した。詳しい経緯を調べる。 小栗さんの自宅近くに住む女性(76)は「口数は多くなく温厚で穏やかな方。今年もよろしくとあいさつをしたばかりで、気の毒で可哀そう」と話した。

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