藤まるの小説『時給三〇〇円の死神』(双葉文庫)が、西畑大吾(なにわ男子)と福本莉子のダブル主演で実写映画化され、今秋全国公開されることが決まった。併せて、超特報映像とティザースチールが解禁された。 西畑が演じるのは、父の逮捕と両親の離婚、さらに多額の借金を抱えて人生に絶望している大学生の佐倉真司(さくら・しんじ)。そんな佐倉を、“時給三〇〇円の死神”という謎のアルバイトに勧誘する大学の同級生・花森雪希(はなもり・ゆき)を福本が演じる。2人は本作が映画初共演。 映画化に際し、監督の酒井は「『死神のバイト』という言葉、とても気になる言葉ですよね。どんな世界が待っているのか、西畑さん福本さんが演じる2人は、何をみるのか、心待ちにしていてくださいませ。雪が降り積もった朝のような、澄んだ儚い空気感を常に感じながら、藤まる先生の小説を大切にキャストスタッフ一同、映画にしております」とコメント。 西畑は本作への出演に際し「お話をいただいた時にタイトルから興味をそそられました。『時給300円!?』『え? 死神!?』と。その後、原作を読ませていただき、必ず訪れる『死』を題材にしながら、その儚さや美しさが繊細に、時に大胆に描かれており感銘を受けました」、福本は「誰もが避けて通れない『死』というテーマを、残酷さの中にも美しさをもって描かれている原作の世界観に強く惹き込まれ、素敵な作品に関われることを光栄に感じました」と、それぞれ思いを語っている。 超特報映像は、土砂降りの雨の中を傘もささず立ち尽くす西畑演じる佐倉真司に重なる「特別に、ろくでもない人生だ」という虚無感をにじませるモノローグで幕を開ける。雨の交差点、変わる信号。「佐倉くん!」。横断歩道の向こうから側から駆け寄ってきた福本演じる佐倉の同級生・花森雪希は、ずぶぬれの佐倉に傘をさしかけ「バイトしない? 死神のバイト」と明るい声で不思議な勧誘をする。酒井麻衣監督が創り出す美しく幻想的な映像で描く、意味深な〈はじまり〉のワンシーンを切り出した映像となっている。 ティザースチールには、世の中を諦めたような表情の佐倉と小悪魔的にほほ笑む花森の姿が写し出されている。 映画『時給三〇〇円の死神』は、今秋全国公開。