「最後には先輩を売った」…薬物依存の果てに “クスリ一本” で暮らそうと売人になった男が、薬物に手を出す若者に今伝えたい「闇」

沖縄で若年層に薬物がまん延し、指定薬物や麻薬の使用で中学生が摘発される事件が相次いでいます。14歳の生徒など10代の男女3人が、指定薬物「エトミデート」を含むいわゆる “ゾンビたばこ” を所持・使用したとして1月17日に逮捕。また1月21日には、ろれつが回らない状態でバイクに二人乗りしていた15歳の男子生徒が、大麻使用の陽性反応を示し逮捕されました。 薬物依存は沖縄だけの問題ではありません。 この記事では、麻薬・薬物依存の恐ろしさを伝えるため、実際に中学生の頃から大麻を使用して薬物依存に陥り、立ち直りに苦しんでいる男性、「Cさん」の人生経験をお伝えします。(本記事は連載の第3部・最終作です) ■最初は気乗りしなかった大麻使用 Cさんが初めて大麻を使ったのは中学3年生の時でした。「中3の時には建築関係の仕事をしていた」というCさんは、一緒に働いていた友達に誘われて大麻を使用しました。 「仕事の休憩中で、周りの人にバレるんじゃないかっていう、勘ぐりモードに入っちゃって、あまり楽しめなかったです」 その後も何度か誘われ、断ることを繰り返しましたが、プライベートで再び誘われた時、印象は一変。大麻を吸うグループとの時間が生活の中心となり、バイク仲間との関係は疎遠になっていきました。 「好奇心と、あとは断ったらダサいって思われるとか、そういう人の目を気にしてやったのがきっかけです」 ■給料だけでは足りない 売人への道 毎日のように大麻を使うようになったCさん。やがて給料だけでは薬物代を賄えなくなりました。 当時、大麻は1グラム6000円から7000円。友達やその親からも金を借り、首が回らなくなると、売る側に。売人を始めました。 「自分らの仲間内では、大麻以外の薬物は絶対しないっていう、決まりみたいなのを作ってて」 当初は “自分なりのルール” を引いていたCさん。 先輩たちが覚醒剤などのハードドラッグで「おかしくなった」姿を見ていたからです。しかし薬物依存が進むと、大麻だけでは満足できなくなりました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする