懸賞金23億円!元スノボ五輪代表が麻薬密輸と殺人の疑いで逮捕 FBI「最重要指名手配犯」

スノーボード男子のカナダ代表として2002年ソルトレークシティー五輪(オリンピック)に出場したライアン・ウェディング容疑者(44)が、麻薬密売の首謀者として逮捕された。NBCなど米主要メディアが一斉に伝えた。コカイン密輸と殺人の疑い。メキシコで犯罪組織を率い、資金洗浄された麻薬収益で私腹を肥やしていたという。 米連邦捜査局(FBI)のパテル長官が、凶悪な密売組織の1つを率いていたとされるウェディング容疑者の逮捕を発表。シナロア・カルテルのメンバーとしてメキシコに10年以上潜伏し、コロンビアからコカイン数百キロをメキシコ、南カリフォルニア経由で米国とカナダへ輸送していた。 25年1月、証人の1人がコロンビア・メデジンの飲食店で射殺されたため、捜査の重大性がより高まっていた。検察によると、ウェディング容疑者が殺害に賞金をかけていたという。 FBIは同年3月、同容疑者を「最重要指名手配犯10人」のリストに加え、国務省も拘束に対し最大1000万ドル(約15億5000万円)の懸賞金を発表。さらに11月、容疑者の弁護士を含む10人を逮捕した上で1500万ドル(23億2500万円)まで引き上げていた。 パテル長官も「五輪のスノーボーダーから、最悪の麻薬密売人に変貌した。彼は現代のエル・チャポであり、現代のパブロ・エスコバルである」と悪名高い麻薬王になぞらえたほどの凶悪ぶりだった。ボンディ司法長官によると、ウェディング容疑者は空路で米国へ移送された。26日にも法廷に初めて立つ予定という。 同容疑者はソルトレークシティー五輪のスノーボード男子パラレル大回転に出場して24位となった後、引退。その6年後、悪事に手を染めたとされる。09年には、コカイン流通に関する共謀罪で有罪判決を受け、連邦刑務所で48カ月間、服役した。11年12月に釈放された後に麻薬犯罪組織を設立し、メキシコを拠点に麻薬取引や殺人に関わるなど暗躍していた。

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