東京大大学院に設置された共同研究の講座「臨床カンナビノイド学講座」を巡る贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された東大大学院教授、佐藤伸一容疑者(62)が、共同研究先から高級クラブや性風俗店などで受けた計約180万円相当の接待のほかに、飲食店でも計約90万円相当の接待を受けていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁は26日、佐藤容疑者を送検。佐藤容疑者とともに接待を受けた収賄容疑で、同大大学院元特任准教授の男(46)と、接待した贈賄容疑で、共同研究先の一般社団法人「日本化粧品協会」代表理事の男(52)も書類送検した。 元特任准教授の書類送検容疑は5年3月ごろ~6年8月ごろ、講座を巡る便宜を図る見返りに代表理事から約30回にわたり、計約190万円相当の接待を受けたとしている。代表理事の書類送検容疑は、佐藤容疑者らに計約380万円相当の接待をしたとしている。 捜査関係者によると、佐藤容疑者と部下だった元特任准教授の2人は、高級クラブや性風俗店のほかに、銀座や西麻布、赤坂などの高級飲食店でも約30回にわたり飲食し、代表理事が計約90万円を支払っていたとみられる。さらに、2人が代表理事から手土産として、10万円以上のキャリーケースを受け取っていたことも判明した。 代表理事は5年春以降、共同研究の成果によって、事業で得た収益を2人に分配することを持ちかけていた疑いもあり、警視庁が詳しい経緯を調べている。