特殊詐欺に関与したとして、福岡県警は27日、窃盗と詐欺の疑いで、フィリピンを拠点とする日本人犯罪集団「JPドラゴン」幹部の小山智広(51)、佐藤翔平(35)両容疑者=いずれも別の特殊詐欺事件で有罪、服役中=を逮捕した。 県警はいずれの認否も明らかにしていない。 捜査関係者によると、2人はいずれも「箱」と呼ばれる特殊詐欺の「かけ子」班のリーダー。当初は、「ルフィ」などと名乗る特殊詐欺グループのメンバーだったが、2019年11月ごろ、JPドラゴン最高幹部の吉岡竜司容疑者(55)=フィリピン当局が拘束中=が自らの組織内に取り込み、特殊詐欺を実行させていたとみられる。 2人の逮捕容疑は22年10~12月、他のJPドラゴンのメンバーらと共謀し、警察官を装って岐阜市の高齢女性ら3人に電話し、現金140万円をだまし取ったり、キャッシュカードを盗んで計約270万円を引き出したりした疑い。 県警は、JPドラゴンが19年秋以降、少なくとも20都府県の計約250人から約9億円をだまし取ったとみている。