自宅に女性の遺体を遺棄したとして、青森県警は28日、死体遺棄容疑で青森市富田1丁目、無職の男の容疑者を逮捕した。「母親が亡くなってそのままにした」などと供述し、容疑を認めている。容疑者は90代の母親と2人暮らし。県警は行方が分からなくなっている母親とみて身元の特定を急いでいる。 逮捕容疑は昨年12月ごろから1月27日午後7時10分ごろまでの間、自宅に身元不明の女性の遺体を遺棄した疑い。捜査関係者によると、容疑者は「どうすればいいか分からなかった」などという趣旨の供述をしているという。 県警捜査1課によると、遺体は衣服を身に付けた状態であおむけで倒れており、首元まで布団がかけられていた。目立った外傷はなく、自宅に争った形跡や血痕もなかった。 容疑者方の除雪がされていないことを不審に思った付近住民が市に連絡。市から通報を受け、現場を訪れた青森署員が1階居間で遺体を発見した。 28日昼、自宅は雪が1メートル以上積もっていた。付近に住む70代女性によると、容疑者の自宅はここ数年、冬も雪かきがされておらず、玄関前に道ができる程度だったという。「(容疑者が)めまいがすると言っていたし、お母さんの介護もあって…。事情は分からないけど、大変だったんじゃないかな」と話した。 近隣の60代男性は今月上旬、容疑者が道ばたで倒れているのを見たといい、「気にかけてはいたけど、こんな形になってしまって残念」と言葉を失った。