退職代行業界の最大手として急成長を遂げていた「モームリ」の運営会社社長とその妻が、弁護士法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。 この報道を受けて、サービスを使って退職した人や手続きを進めていた人から「自分も逮捕されるのではないか」という相談が相次いでいることが分かりました。 ■報道直後から相談が殺到 通常の3倍超 アディーレ法律事務所によりますと、逮捕の報道から多くの相談が寄せられており、とくに報道直後2日間においては、2月4日は30件、5日は35件と、問い合わせは通常の3倍を超えているということです。 中にはモームリのサービスを利用した人から「自分自身にも警察の捜査が及ぶのではないか」といった不安の声も寄せられているといいます。 ■圧倒的な低価格とSNS…多くの人が利用したモームリ 多くの利用者が「モームリ」を選んだ理由は、圧倒的な低価格と、SNSなどでの積極的な情報発信による親しみやすさにあったとみられます。 アディーレ法律事務所・重光勇次弁護士 「法律事務所と比較すると退職代行サービスの価格が安かったこと(正社員22,000円、パートアルバイト11,000円)、さらにメディア・SNS等への露出、X上に退職者の実績を公表するなどインパクトがあったことが、多くの人が利用していた背景にあると思います」 ■モームリは何に違反した疑いがあるのか? 今回の逮捕容疑は、弁護士資格を持たない者が報酬目的で、弁護士を紹介、周旋したりすることを禁じた非弁提携(弁護士への違法な客紹介)です。 運営会社「アルバトロス」の社長と妻は、退職を希望する利用者を特定の弁護士に紹介し、その見返りとして紹介料を得ていたとみられています。 アディーレ法律事務所・重光勇次弁護士: 「退職を通知するのみで交渉を一切していなかったということであれば、そこまで工数のかかるものではないかと思われます。報道にある内容が事実ということであれば、弁護士へ紹介等で得た報酬も含めて費用を安く設定できていたのかもしれません」