19日、バスコAC(ブラジル)に所属するGKブルーノ・フェルナンデス(41)がコパ・ド・ブラジル1回戦ヴェロ・クルベ戦で公式戦デビューを果たす見通しとなった。ブラジル『ge』が伝えた。ブルーノは18日、ブラジルサッカー連盟(CBF)の選手登録システム「BID」に登録され、出場資格を取得していた。 ブルーノは極めて異例の経歴を持つ選手でもある。2000年代後半には強豪フラメンゴなどブラジル国内クラブでプレーした実績を持つが、10年に元交際相手エリザ・サムディオさん失踪事件に関与したとして逮捕された。 エリザさんは当時フラメンゴでキャプテンを務めていたブルーノとの間にできた子どもの養育費と認知を求めた後に失踪し、殺害されたとみられている。ブルーノは友人らとともに犯行に及んでおり、遺体を飼い犬の餌にするなどで隠蔽。遺体はいまだ発見されていない。 ブルーノは13年に殺人などの罪で有罪判決(懲役22年)を受けた。しかし、17年に法的手続きを経て条件付き釈放となり、その後は下部カテゴリーの数クラブでプレーを再開。ブラジル国内でも大きな議論を巻き起こしたなかで23年に引退を発表。その後もオファーがあったようだが、今回のバスコAC登録で改めて現役復帰となった。 今週初めからチームに合流していたブルーノについて、エリック・ロドリゲス監督は先発起用の方針を明言。アクレアノ選手権第5節インデペンデンシア戦で先発したGKルカオに代わり、新守護神としてゴールマウスに立つことになった。また指揮官は、レイプ事件への関与の疑いで投獄されているMFブライアンの代わりにMFデレイスの起用もほのめかしている。同じく投獄されているMFマンガ、FWレキーニョ、エリック・セルパも欠場するという。