【マニラ聯合ニュース】フィリピンを国賓訪問している韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は4日、マニラ市内のホテルで開いた現地の韓国人らとの懇談会で、「韓国人を標的にしたオンライン詐欺犯罪が減少している」として、「韓国人に手を出せば、身の破滅を招くと公言したが、今後も(犯罪組織への)圧力を続ける」と強調した。 李大統領は「(国境を越えた犯罪による)韓国内の国民の被害は減ったが、フィリピン現地の同胞の被害は増え続けている」として、この問題の解決に取り組んでいると表明。「韓国人3人を殺害し、フィリピンの刑務所に収監されているが、今もテレグラムを使って韓国に麻薬を密輸する人物がいる」として、3日に首脳会談したフィリピンのマルコス大統領に犯罪者引き渡しを要請したと紹介した。韓国籍のこの男は「テレグラム麻薬王」と呼ばれた人物で、2022年10月にフィリピン当局に逮捕され、懲役60年を言い渡された。マルコス大統領は引き渡しを前向きに検討する考えを示したという。 また、16年にフィリピンの警察官に韓国人男性が殺害された事件についても、犯人の逮捕を急ぐよう要請し、マルコス大統領は「最善を尽くす」と応じたと伝えた。 そのうえで、「幸いフィリピンは『コリアンデスク』という韓国人保護のための特別組織を運営するなど、韓国人の被害を最小限に抑えるために尽力している。このような国はフィリピンだけだ」と感謝の意を表した。