〈「エプスタイン文書に名前がなければ…」“島”で少女を囲って性的虐待、有名セレブも次々と…“エプスタイン事件”にアメリカ人が戦慄する「本当の理由」〉 から続く 資産家のジェフリー・エプスタイン元被告(2019年死亡)が、未成年の少女達に金銭を払い、性行為の相手をさせていたとしてセックス・トラフィッキング(=性的人身売買)で起訴された事件。エプスタインは世界的な著名人たちにも少女を“斡旋”していたのではないかとされ、2026年1月30日に捜査資料、通称「エプスタイン・ファイル」の一部が新たに公開されると、波紋は世界中に広がっている。 今のアメリカの状況は。謎に包まれたエプスタインの生涯とは? 在米ライターの堂本かおる氏が寄稿した。(全2回の1回目/ 続き を読む) ◇◇◇ 2月28日、アメリカとイスラエルが共同でイランへの攻撃を開始した。2時間後、米国戦争省はこの攻撃を「OPERATION EPIC FURY」(壮大な怒りの作戦)と称するポストをした。多くのアメリカ人が、いや、今回も「ジェフリー・エプスタイン作戦」、もしくは「エプスタイン・ファイル作戦」だろうと、皮肉とともに茶化した。 同じことは今年1月3日に米軍がベネズエラに侵攻し、時の大統領ニコラス・マドゥロを拘束した際にも起こった。あの時の作戦名は「Operation Absolute Resolve」(絶対的な解決作戦)だった。 トランプ大統領が論争的な発言や政策を行うたびに、「エプスタイン・ファイルから世論の目をそらすために、わざとやっている」とする声が上がるのだ。