マカオ司法警察局は3月5日、銀行口座を他人に提供し、特殊詐欺に絡む巨額の送金を受け取ったなどとしてマカオでドメスティックヘルパーとして就労するインドネシア人の女1を逮捕したと発表。 同局によれば、昨年(2025年)11月にマカオ人の男女3人からオンラインプラットフォームのカスタマーサービスを装う「平台客服詐欺」の被害に遭ったとする通報があり、捜査の過程でもう1人の被害者の存在も明らかとなり、それぞれ相手方が指定する銀行口座に50万パタカ(日本円換算:約980万円)、8.6万パタカ(約169万円)、27.3万パタカ(約535万円)、3.3万パタカ(約65万円)を送金したという。 その後の捜査で、上記4人の被害者の送金先がマカオの銀行に開設された同一のインドネシア人の女のものであることが明らかとなり、3月4日にマカオ半島北区のマンション内でこの女を逮捕。女は同郷の人物の指示に従い携帯電話用のSIMカード(1回線)を契約し、銀行口座(1口座)を開設した後、これを相手側に使わせ、報酬として2200パタカ(約4.3万円)を受け取っていたとのこと。さらに、この口座には上記の4人からの送金のほか、別の同類の詐欺の被害者2人からの22.5万パタカ(約441万円)の送金もあったことがわかったとした。 同局では、このインドネシア人の女を相当巨額詐欺及びマネーロンダリングの罪で検察院送致するとともに、他に関与した人物及びカネの行方を引き続き追っているという。 本件を受け、同局は広く公衆に対して報酬を目当てに他人の指示を受けて銀行口座・電子支払いプラットフォームのアカウントを開設し、名義人以外に使わせることは法律に触れ、犯罪に加担することにもつながるとし、絶対に関与しないよう強く呼びかけた。