韓国・スマートウォッチで通報も間に合わず…浮上した「ストーカー対策の空白」

【03月18日 KOREA WAVE】韓国・京畿道南楊州市で元事実婚関係にあった20代女性を殺害した40代の男が意識不明の状態にあり、警察が拘束令状を請求できない状況となっている。さらに警察がストーカー対策の自動警報措置を適用していなかったことも判明し、対応を巡る議論が広がっている。 南楊州北部警察によると、容疑者は現在も意識がなく、数日間の入院治療が必要との医師の所見が出ている。警察は当初、事件当日に拘束令状を申請する方針だったが、意識不明のため取り調べができず、手続きが進められない状況となった。 事件は14日午前8時58分ごろ、南楊州市梧南邑の路上で発生した。男は女性が乗っていた車の窓を割って襲撃し殺害。その後、装着していた電子足輪を切断して自分の車で逃走したが、約1時間後に楊平郡で逮捕された。車内からは焼酎とともに不明の薬物を服用した痕跡が見つかり、病院に搬送された。 2人は過去に事実婚関係にあり、男は2025年5月に特殊傷害の疑いで検察に送致され、家庭暴力防止法による臨時措置を受けていた。その後もストーカー行為を続け、女性は2026年1月に警察へ相談し、緊急通報用スマートウォッチを支給されていた。 女性は2月、ストーカー容疑で男を告訴。男には連絡禁止や住居・職場など100メートル以内への接近禁止などの暫定措置が適用されていた。その後、女性の車から男が設置したとみられる位置追跡装置も発見され、警察は拘束令状申請など追加措置を検討していたが、その間に事件が起きた。 事件当時、女性はスマートウォッチで警察に通報したが、警察が到着する前に殺害されたとみられる。 また男が装着していた電子足輪は別の性犯罪によるもので、被害女性への接近を知らせる警報機能はなかった。さらに警察は、加害者が被害者に接近するとスマートフォンアプリを通じて自動警報が作動する暫定措置(位置追跡電子装置の装着)を裁判所に申請していなかったことも判明した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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