新曲「それは、嘘…」で警官名乗る詐欺被害の防止訴え 岐阜県警・音楽ユニット「断絶」

詐欺被害防止を歌で訴える岐阜県警音楽隊のボーカルユニット「断絶」が18日、岐阜市のぎふ農業協同組合鶉支店で、新曲「それは、嘘…」を初めて披露した。昨年から急増している警察官を名乗るオレオレ詐欺被害の防止を促した。 断絶は、県警音楽隊の4人で結成。手口が巧妙化する詐欺の実態を歌で伝え、被害をなくそうと昨年10月にデビューした。犯人の匿名性をイメージし、ステージでは全員がマスクを着けている。 この日は、デビューから2曲目となる新曲を約50人の前で歌い上げた。作詞・作曲を担当した大森恒司楽長は「画面越しで警察官を名乗られたり、逮捕状を示されたりしても、『ちょっと待って』と伝えたい。冷静によく考えて、周りの人に相談してほしい」と訴えた。 岐阜市の女性(79)は「詐欺が増えているという情報を知ることで、詐欺に気をつけることができる」と新曲を楽しんでいた。 大垣でも熱唱 市民ら歓声 「断絶」は、岐阜県大垣市の中川ふれあいセンターでも、恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の被害防止を訴えるオリジナル曲を熱唱した。ステージに上がった断絶のメンバーに、市民らから大きな拍手や歓声が送られ、会場は大いに盛り上がった。 13日に行われた行事で、同センターが地域貢献事業の一環として、近年増えている詐欺被害に注意してもらおうと企画された。大垣署員が詐欺の手口や発生状況などを説明した後、「断絶」のメンバーが登場。市民、職員ら約150人を前に、デビュー曲「さよなら、ロマンス」を歌って、被害に遭わないように訴えた。客席の市民たちは曲に合わせて、センターが用意したうちわやぽんぽんを振り、会場はアイドルグループのコンサートのような熱気に包まれた。 催しに参加した同市の女性(76)は「家の電話は常に留守番電話にして、知らない番号からの電話には出ないようにしている。話や歌を聞いて、さらに注意をしたいと思った」と気を引き締めていた。

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