全米と欧州各地で「No Kings」集会 全米各州で900万人参加の予想

ミネソタ州セントポール、ミネソタ州、3月29日 (AP) ー 全米をはじめ欧州各地で28日、「No Kings」集会が開かれ、イランとの戦争やトランプ米大統領の行動に反対する大勢の市民が抗議運動に参加した。米中西部ミネソタ州が中心となり、数千人が肩を並べて立ち、トランプ政権の強硬な移民取り締まりへの抵抗を表明した。 セントポールの州議会議事堂前広場で開かれたミネソタ州のメインイベントには、ブルース・スプリングスティーンが登場。彼や他の演説者たちは、米国税関・移民局(ICE)の捜査官の急増に反対して、冬の間も街頭で抗議活動を続けた州民を称賛した。 スプリングスティーンは、連邦捜査官によるレニー・グッドとアレックス・プレッティの射殺事件を受けて書いた曲「Streets of Minneapolis」を演奏した。スプリングスティーンはグッドとプレッティの死を悼み、ICEに対する同州の反発が全米に希望を与えたと語った。 米国市民は、約850万人の住民を抱え、民主党支持が圧倒的なニューヨーク市から、2024年にトランプ氏が66%の得票率で勝利したアイダホ州東部の、人口2000人未満の町ドリッグスに至るまで、各地で反政権集会を開催した。 米国の主催者は、「ノー・キングス」集会の最初の2回で、6月に500万人以上、10月に700万人が集まったと推定している。今週、主催者は記者団に対し、28日の参加者は900万人に達すると予想していると語ったが、その予想が的中したかどうかを判断するには時期尚早だった。主催者によると、全50州で3100件以上のイベントが登録されており、これは10月よりも500件多いという。 抗議活動は概ね平和的だったが、ロサンゼルス市警はSNSプラットフォーム「X」で、同市中心部の連邦拘置所付近で「デモ参加者が大きなコンクリートブロックや瓶、その他の物を投げつけたため」、連邦当局が催涙ガスを発射したと述べた。同市警はまた、その後、解散命令に従わなかったとして抗議者が逮捕されたとも伝えた。 ワシントンでは、数百人がリンカーン記念館の前を行進し、ナショナル・モールへと向かった。「王冠を捨てろ、道化師」や「政権交代は自国から始まる」と書かれたプラカードを掲げながらだ。デモ参加者は鐘を鳴らし、太鼓を叩き、「王は不要だ」と唱和した。 主催者によると、集会への参加申し込みの3分の2は主要都市圏以外からだった。これには、アイダホ、ワイオミング、モンタナ、ユタ、サウスダコタ、ルイジアナといった保守的な傾向の強い州のコミュニティに加え、ペンシルベニア、ジョージア、アリゾナの選挙戦が接戦となる郊外地域も含まれていた。 ホワイトハウスのジャクソン報道官は、これらを「左派の資金ネットワーク」が生み出したものであり、実際の国民的支持はほとんどないと評した。 ローマでは、数千人が行進し、メローニ首相を非難するシュプレヒコールを叫んだ。同首相率いる保守政権が推進した、イタリアの司法制度を合理化するための国民投票は、今週、惨敗に終わった。デモ参加者はまた、イスラエルと米国によるイランへの攻撃に抗議する横断幕を掲げた。 ロンドンでは、デモ参加者が「極右を止めろ」や「人種差別に立ち向かおう」といったスローガンを掲げた。 またパリでは、主にフランス在住のアメリカ人を中心に、労働組合や人権団体と共に数百人がバスティーユ広場に集まった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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