「著しい精神的苦痛与える不法行為であると認めるに足る証拠なし」詐欺事件の被告から刑事告訴された検察官を嫌疑不十分で不起訴 東京高検 取り調べ中に「脅迫や侮辱された」

東京地検特捜部に逮捕・起訴された被告が、取り調べで侮辱されたとして、特別公務員暴行陵虐の疑いで刑事告訴した検察官について、東京高検はきょう、嫌疑不十分で不起訴処分にしたと明らかにしました。 太陽光発電関連会社「テクノシステム」の社長・生田尚之被告(52)は金融機関からおよそ22億円をだまし取った詐欺などの疑いで特捜部に逮捕・起訴されました。生田被告に対しては、東京地裁は3月13日、懲役11年の判決を言い渡していて、生田被告側が控訴しています。 この事件で、生田被告側は、検察官から取り調べを受けた際、「検察庁を敵視するってことは反社や」などと侮辱されたとして、取り調べを担当した検察官を特別公務員暴行陵虐の疑いで東京高検に刑事告訴していました。 東京高検はきょう、刑事告訴されていた検察官を嫌疑不十分で不起訴処分にしたと明らかにしました。東京高検は、「著しい精神的苦痛を与える不法な行為であると認めるに足る証拠がなかったため」としています。 この検事による生田被告への取り調べをめぐっては、最高検察庁は「不適正な点があった」と認定していて、生田被告側は違法な取り調べで精神的な苦痛を受けたとして、国に賠償を求める訴えを東京地裁に起こしています。

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