トクリュウ逮捕者1万2000人 暴力団との連携指摘 25年組織犯罪情勢・警察庁

匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)に絡み、全国の警察が2025年に検挙した人員が1万2178人に上ったことが2日、警察庁のまとめで分かった。 同庁は同日公表の組織犯罪情勢で、暴力団との連携がみられると指摘。昨年設置した情報分析室や警視庁に設けた取り締まりチームを中心に、組織の実態解明と首謀者摘発を目指す。 警察庁によると、検挙者数は前年から2073人増加。罪種別では口座譲渡などの犯罪収益移転防止法違反が3354人、詐欺が3075人で、薬物事犯は1887人と前年から倍増した。約4割(4759人)はSNSの闇バイトへの応募者だった。全体の約7割が40歳未満で、最多は20代の37.8%。10代も11.4%を占めた。 警察庁は組織像について「暴力団員がトクリュウを配下に置き、犯罪を多様化させているほか、逆に暴力団の威力や人脈を利用して資金を得るグループもある」と分析。海外を拠点にした特殊詐欺では、暴力団や海外犯罪組織の関与も確認されたとし、トクリュウが海外組織と暴力団のつながりに重要な役割を果たしているとした。同庁がこうした分析を明らかにするのは初めて。

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