東京都港区の中国大使館に侵入したとして、自衛隊3等陸尉の男(23)が建造物侵入容疑で逮捕された事件で、警視庁は14日、この男を銃刀法違反の疑いで再逮捕し、発表した。男は「黙秘します」と供述しているという。 公安部によると、再逮捕されたのは、陸上自衛隊えびの駐屯地所属の村田晃大容疑者=宮崎県えびの市。村田容疑者は3月24日午前8時55分ごろ、正当な理由がないのに、中国大使館の敷地内で持っていたナップサック内に、刃体の長さ約18センチの包丁1本を携帯していた疑いがある。 捜査関係者によると、村田容疑者は中国大使館に隣接するビルから柵を乗り越えて侵入したとみられるという。大使館関係者に自ら「大使と面会したい」などと声をかけ、身柄を確保された。その後、警視庁に引き渡され、建造物侵入容疑で逮捕されていた。 公安部によると、逮捕時、村田容疑者は「中国に強硬発言を控えてほしかった」という趣旨の話をしていたという。敷地内の植え込みからは包丁が見つかっていた。村田容疑者が持ち込んだとみられ、「大使に意見を伝えて受け入れられなかった場合は自決して相手を驚かせようとした」と説明したという。 公安部は、村田容疑者が単独で事件を起こしたとみて、詳しい動機などを調べている。(松田果穂)