福井事件の不都合な真実「放送日のズレ」当該番組の司会・古舘伊知郎が検察の証拠隠しに苦言

冤罪被害者を支援する活動に取り組むフリーアナウンサーの古舘伊知郎がABEMA的ニュースショーに出演した際に、福井女子中学生殺害事件の証拠隠しに苦言を呈した。 1986年3月19日に福井市で中学3年の女子生徒が殺害された事件で服役し、逮捕から38年もの年月を経て、2025年8月に再審無罪が確定した前川彰司さんについて「前川さんという方は完全な冤罪被害者。この人も(警察の)決め込みの中で『21歳の時に不良だったから』『ちょっと悪かったから』と、悪かったからこの事件の犯人ですか?というような言われなき状況から逮捕が始まっている。この時の場合は検察が証拠隠しをしている。すごく重大なこと」(古舘、以下同) 「例えば、アン・ルイスと吉川晃司が『夜のヒットスタジオ』で1985年、僕はその時に司会をやっていて、初めて抜擢されて1回目の司会だから強烈に記憶しているが、2人がアドリブでいやらしいダンスを踊った、これが衝撃的だった。格好良くて、いやらしくて、インパクトがあって。これはかなり話題を呼んだ。今だったらSNSで大騒ぎなんだろうというぐらい。僕は横で実況中継していたから、はっきり覚えている。 証言する方の1人2人がそれを見ていたら、証言する方に電話がかかってきて、『おい、ちょっと出てこいよ』と先輩に呼び出されて出て行ったら、前川さんという冤罪被害者の方とすれ違って、血のついた服を着ていたのを見た、あの放送の途中だったという印象的なことを言っている。それを検察は途中で、放送日が1週間ないしはもっとズレていることを知った。その証拠を隠していた。1週間ズレているだけで話が違うのに。それで隠していて、弁護団の方が『おかしい』『放送日が違いますよ』と出して、ものすごい年月が経ってから、検察側が『実は知っていた』『放送日が違っていた』ということが出てきて、また再審が始まって、長い年数がかかっている。そんなことが多すぎる」と苦言。 1985年に放送されたこの回が再放送されたのは、1986年3月26日だった。事件当日の3月19日には放送されていなかった。この事実が隠されたまま、裁判は行われていた。 元衆議院議員の宮崎謙介氏は「警察が取り調べで自白に持っていこうとする時に殴る蹴るをしまくっている、かつ証拠のねつ造をする。これだけ見てみたら、どっちが犯罪者なのかっていう話。これは何か追及する仕組みが必要だと思う。今世の中が変わってきた部分もあるが、そういう緊張感を検察にも警察にも持たせなくてはいけない」と指摘した。 (『ABEMA的ニュースショー』より)

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