大阪府和泉市の集合住宅一室で4月、住人の母娘の遺体が見つかった事件で、大阪府警和泉署捜査本部は1日、殺人容疑で50代の男を逮捕した。捜査関係者らによると、男は娘の元交際相手といい、捜査本部は詳しい動機などを調べる。 捜査本部によると、死亡したのは現場の部屋で2人で暮らす職業不詳の村上和子さん(76)と、長女で社会福祉士の裕加(ゆか)さん(41)。 司法解剖の結果、2人は首を刺されたことによる失血死。首のほか頭部や背中を中心に刃物傷が少なくとも十数カ所あり、身を守る際にできる傷も確認された。裕加さんのほおには殴られた痕もあった。2人とも4月8日午前4時ごろに死亡したと推定され、寝間着姿のままだった。 遺体発見時、玄関は施錠されていなかった。玄関付近には血の付いた足跡があり、男が玄関を出入りした可能性がある。室内にスマートフォンや財布といった貴重品は残されていたという。 4月8日午後0時半ごろに、2人の親族が「血を流した人がいる」と110番。和子さんはリビングで、裕加さんは台所で血を流して倒れており、その場で死亡が確認された。通報した親族は、裕加さんの職場から「出勤していない」と連絡を受けて安否確認のために現場を訪れていた。 現場はJR阪和線信太山駅から東へ約1・7キロの団地。