大阪府和泉市の集合住宅で、女性と母親が殺害された事件で、先週金曜日(1日)、女性の元交際相手の男が逮捕されました。親子に一体何があったのでしょうか。 先週金曜日(1日)、殺人の疑いで逮捕された、無職の杉平輝幸容疑者(51)。 4月8日の明け方、和泉市の集合住宅の一室で、この部屋に住む社会福祉士の村上裕加さん(41)の首などを、刃物のようなもので複数回突き刺すなどして殺害した疑いがもたれています。 捜査関係者などによりますと、杉平容疑者は裕加さんの元交際相手だといいます。関係者に話を聞くと…。 裕加さんの友人 「(事件当日、裕加さんと)電話して話している途中に物音がして、プツっと切れた。『(杉平容疑者に)次会ったら刺される』と言っていた」 4月8日、和泉市の集合住宅で女性と母親が殺害された事件。親族の男性が、裕加さんの勤務先から「出勤していない」と連絡を受け、部屋を訪ねたところ、裕加さんと母親の和子さん(76)の死亡が発覚したということです。 親子は2人暮らしで、それぞれ、リビングや台所の床に血を流して倒れていました。 司法解剖の結果、死因はいずれも、首や頭、背中などを刃物のようなもので複数箇所刺されたことによる失血死で、裕加さんの顔には殴られた痕もありました。 近隣住民 「(2人とも)ものすごくいい人、私大好き。娘さんも、ものすごくしっかりして大好き。奥さんが(家から)出てきて、タケノコあげて『うれしいわ』言うてたら、娘さんがぴゃっと帰ってきて『おばちゃんありがとう』言って」 (Q.普段と変わった様子は) 「全然ないよ」 母親の和子さんは地元の小学校の元教師。現場近くに住む保護者は、「親身な先生だった」といいます。 また、長女の裕加さんは、府内の病院で社会福祉士として勤務し、病院の事務長によると、真面目な仕事ぶりで、スタッフや患者などからも信頼が厚かったということです。 2人に何があったのか。読売テレビは今回、事件直前まで裕加さんと電話していたという友人に話を聞くことができました。 裕加さんの友人 「(事件直前)電話して話している途中に物音がして、バタンとかガタンとかそういう音」 (Q.裕加さんの声は?) 「それもなく、今思えば、叫び声とかあればすぐに助けに行けたのに、それもなくプツっと切れた」 その瞬間に襲われたのでしょうか。さらにこの友人は、杉平容疑者と裕加さんについて…。 裕加さんの友人 「元彼がお金にだらしないとか、すぐ物や人に当たる激情型の人間で、冷蔵庫とかもベコベコになるぐらい殴っていたり、家の壁に穴開けまくってる写真も見ましたし。そういう相談を受けていた。お金を貸したりとか」 (Q.何円ほど貸していた) 「合計で150万円くらい」 (Q.返済されなかった?) 「そうですね。だから借用書も書いてもらって、これから返してもらおうかという矢先に事件が起きたので。(裕加さんは)他人の立場で物事を考えられる人だし、優しいし…悔しいです。本当にこんなことになって。本当にこれからだったんで、彼女の人生は」 裕加さんを殺害した容疑で逮捕された杉平容疑者。その後の捜査関係者への取材で、堺市内の自宅から南へ7.5キロほど離れた事件現場との間を、自転車で往復していたことが新たにわかりました。 事件当日の未明、防犯カメラに現場近くをうろつく不審な人物が映っていて、警察はその人物が自転車に乗って、杉平容疑者の自宅へと戻るのを、複数のカメラで確認したということです。 杉平容疑者は調べに対し、「持ってきた包丁で複数回刺して殺したことに間違いありません」と容疑を認め、母親の和子さんの殺害についても、ほのめかす供述をしているということで、警察が関与を調べています。