アスミック・エース配給にて、天野千尋監督作品『マジカル・シークレット・ツアー』が6月19日(金)に全国公開。この度、新規場面&メイキング写真が公開されています。 本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが“金の密輸”で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦――。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていきます。3人のイリーガルな自分探しの旅が、一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる、大注目の一本が完成しました。 夫の横領と解雇を知り、突然借金を背負った二児の母・和歌子を演じるのは、本格的な母親役に挑戦するのは初めてとなる、国民的俳優・有村架純。ともに金の密輸をする共犯者として、奨学金の返済に追われる借金600万の研究員・清恵を黒木華、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由を南沙良が演じます。さらに塩野瑛久、青木柚、斎藤工ら実力派キャストも集結しました。メガフォンをとったのは、『ミセス・ノイズィ』で日本映画批評家大賞にて脚本賞を受賞した天野千尋。『ヒヤマケンタロウの妊娠』、『佐藤さんと佐藤さん』などの話題作を世に送りだしてきた彼女が、今回はシンガポールでの大規模ロケを敢行し、魔法のように煌びやかで危うい金密輸の旅路を、本場の空気そのままにスクリーンに描き出します。 本作で、有村架純演じる主人公・和歌子の夫・高志を演じるのは、2012年にデビュー後、数々の映画・ドラマ・舞台で活躍を続けてきた塩野瑛久。近年では大河ドラマ『光る君へ』の一条天皇役で高い評価を受け、2026年1月放送のTBS系ドラマ『未来のムスコ』では志田未来演じる主人公のパートナー役を熱演。さらに、映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』(26年3月公開)、実写映画『SAKAMOTO DAYS』(26年4月公開)に続き、現在放送中のTVアニメ『あかね噺』(原作: 『週刊少年ジャンプ』連載中)では声優にも初挑戦するなど、ジャンルを横断し、存在感を放ち続けています。 そんな塩野が本作で挑むのは、優しい夫の顔の裏に、妻に言えない秘密を抱えた男・高志。ギャンブルにのめり込み、会社の金300万円を横領。その事実が発覚し会社から解雇されたことも、闇金からの借金も、すべてを妻の和歌子(有村)に隠していました。そんな時、高志がパチンコ店でくも膜下出血により倒れ、それをきっかけに和歌子は高志が隠していた事実を全て知ることになります。 高志の入院費、滞納中の返済金、そして生活費――。追い詰められた和歌子が高志の銀行口座を確認すると、残高はわずか23円でした。主婦として家庭を守ってきた和歌子は絶望の淵に立たされ、他になすすべもなく[金の密輸]という闇バイトに手を染めていくことに……。その引き金を引いたのは、紛れもなく高志です。 一方で、高志は2人の子供にとっては父親であり、実母からは今でも溺愛される息子。身勝手で未熟だけれど、どこか憎みきれない。その高志の危ういバランスを塩野が絶妙に演じています。 本作のメガフォンをとった天野監督は、高志という人物について、「高志は、人によって嫌なヤツに見えたり、正論を言うキャラクターに見えたりと、見え方に幅があるようですが、私からすると人間味があって面白い人。プライドが高いし本人は一生懸命やっているつもりなのに、言っていることとやっていることがズレているんですよね」と、どこかズレているものの、単純な悪人ではないと高志の性格を明かします。さらに、そんな高志を演じた塩野に関しては、「役の面白さを引き出して、楽しんで演じてくださいました」と、信頼を寄せました。 今回公開されたのは、塩野瑛久演じる高志の新規場面写真とメイキングカット。幼い子供を慣れた手つきで抱きかかえる姿には、“優しい父”の表情が宿っています。一方、くも膜下出血で倒れたパチンコ店でのカットでは、こちらをまっすぐに見つめ、追い詰められた男の眼差しが映し出されています。さらに、入院中の撮影シーンで天野監督と塩野が真剣に言葉を交わすメイキングカットも公開。 横領、解雇、借金――。家族を人生の崖っぷちに追いやる夫と、[金の密輸]で必死に生活を守ろうと奮闘する妻。すれ違い始めた2人が、ラストに迎える結末とは――。 罪という秘密が3人を仲間にした、魔法のような半年間。『マジカル・シークレット・ツアー』、是非ご期待ください。 ©2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会