「Aからの手紙はできるだけいいところを見つけて読もうと」29年向き合ってきた神戸連続児童殺傷事件遺族が「区切り」を選んだ理由 手記「絶歌」による賠償を拒否 損害賠償が時効を迎えるも再提訴せず

1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件で次男の淳君を殺害された土師守さん(70)が加害男性の「A」に命じられた損害賠償が時効となる中、再び裁判を起こさず、これ以上請求しないことを決めました。 それは「なぜ息子が命を奪われなければならなかったのか知りたい」という思いで、Aに向き合ってきた土師さんたち遺族が関係に区切りをつけたことを意味します。 大きな転機になったのは2015年。Aが事件についての手記「絶歌」を無断で出版したこと。そこには、毎年送ってきた手紙でAが土師さんたち遺族だけに明かしたと思われた「真相」と思われるものが書いてあったのです。 土師さんは手記の印税による賠償を拒否し、Aからの手紙は途絶えました。 事件から29年、土師さんが「区切り」を選んだ理由です。

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