「治療のため舌を動かして」患者に陰部を舐めさせた“わいせつ歯科医” 「怪しいと思ったら転院を」きぬた歯科院長が警鐘

犯行はいつもなぜか「休診日」だった。2026年1月、静岡県警は静岡市内の歯科医師の男(50)を患者への不同意わいせつ罪などの疑いで逮捕。その後、男は起訴された。 男は、自身が院長を務める歯科医院で同様の犯行を繰り返していた疑いが持たれている。起訴状などによると、歯科医師の男は複数の女性患者に対し「歯列矯正に必要な行為」とし、わいせつな行為に及んだとされ、その様子をスマホで撮影していた。 しかも手口は毎回、ほぼ同じだった。その手口とはどのようなものだったのか。歯科矯正の治療に訪れた患者を診療台に座らせ、顔にタオルをかける。ここまでは普通だ。そして、男は「治療のためです。舌を動かす必要がある」と言って、患者に舌を動かさせて自身の陰部を出し、舐めさせた。さらに、その様子をスマートフォンで撮影していた。 男は、他のスタッフがいない“休診日”をあえて狙い、被害者からの予約を“LINE”で個別に受け入れていた。 事件が発覚したきっかけは、被害女性の家族が警察に相談したことだった。男のスマートフォンから複数の被害動画が見つかり、他にも被害者がいることが明らかになった。その動画は、目元をタオルで覆われた女性に対し、男が自らの陰部を舐めさせ、口の中に射精する様子を撮影したものだったという。さらに、射精の後に被害女性の口を歯ブラシで磨くという動画もあったという。 ある被害女性は、法廷で「歯科医師という立場を利用した犯行で許せず、厳しい処罰を求める」と訴えた。当時、未成年だった別の被害女性は「嫌でも毎日思い出す」と語り、被害者の母も「許せない」と思いを吐露している。 女性たちは身体の被害だけでなく、“医師を信じる”という当たり前の常識すらも失ったのではないか。 同業者が起こした事件について、きぬた歯科の羅田泰和院長は次のように見解を述べた。 「ちょっとあれは、さすがにみっともない。僕らも顔にタオルをかけるのは毎日やっている。それが変に思われないかなって不安」 羅田院長は歯科医師という立場が一因にあるのではと推測する。 「歯医者っていうだけでめちゃめちゃモテる。そういう状況で、要は勘違いしちゃう。俺はこういうことやったってモテるから全然オッケーなんだぜって。とてつもない勘違いをしたかもしれない」 では、患者はそういった危険からどうやって身を守ればいいのか。羅田院長は、怪しいと思ったら迷わず転院すべきだという。 「例えば治療が本来10回通わなきゃいけないものを一回でやめちゃってもいいし、何回目でやめても全然問題ありません。ちょっとこれ怪しいな、変なところを触られたなって感じたらすぐ転院してください。美容院の感覚でいい」 今年4月27日、静岡地裁。複数の女性患者に対し、わいせつ行為に及んだ歯科医師の男は法廷でずっと俯いたまま、「間違いありません」と起訴内容を認めた。 (『ABEMA的ニュースショー』より)

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