キャバクラ無許可営業容疑、男ら逮捕 ぼったくり相談相次ぐ 名古屋

名古屋市の歓楽街・錦三で、無許可でキャバクラを営業したとして、愛知県警は26日、住居、職業不詳の屋代健太郎容疑者(27)ら男5人を風営法違反の疑いで逮捕したと発表した。県警は認否を明らかにしていない。 屋代容疑者は、名古屋市中区錦3丁目を中心にキャバクラなど約30店を経営するグループのリーダーで、関係とみられる店舗では、ぼったくり被害の相談が相次いでいた。客が知らない間に、別店舗の料金をカード決済されたとする事例もあったという。 捜査4課によると、屋代容疑者らは共謀し、2023年9月~25年12月、県公安委員会の許可を得ずに、名古屋市中区錦3丁目でキャバクラ店「Ciel(シエル)」を営業。女性従業員に接客させ、酒類を提供するなどした疑いがある。店の営業許可は別人名義で取られていたが、屋代容疑者が店の運営指示をし、売り上げの報告を受けていたという。県警は屋代容疑者が実質的経営者だったと判断した。 グループは「ケンタロウグループ」と呼ばれ、25年12月までに約30店舗を運営。県警は、25年までの2年間のグループの売り上げが約56億円に上ると推計。栄地区では25年中、ぼったくり被害に関する相談が全体で263件あったといい、県警はこのうち半数弱の117件がグループ関係のものとみている。 ある客の場合、「1セット5千円」などと路上で声をかけられ、店で飲酒して眠ってしまった。起きると約170万円を請求され、交渉して現金約95万円を支払って帰宅。かばんに身に覚えのないカード決済の控えが多数あり、確認すると別の店で計約310万円の決済がされていたという。他にも、カード決済などで一晩で600万円以上の支払いが生じた例もあったという。 グループにはキャッチなどを含め少なくとも200人以上がおり、上層部や店舗などの間では匿名性の高いアプリが連絡に使われ、メッセージは一定時間で消去されていたという。捜査への対策として「逮捕されても店やグループのことは一切言わない」といったルールがあったと県警は説明している。

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