井上ひさし×井上芳雄×栗山民也『組曲虐殺』2027年、集大成として上演

井上ひさし最後の戯曲『組曲虐殺』の4度目となる再演が決定。初演から小林多喜二を演じる井上芳雄が主演を務め、栗山民也の演出により、2027年に集大成として上演される。 本作は、栗山による研ぎ澄まされた演出、「信じて走れ」「胸の映写機」などの心に響く美しい楽曲の数々に彩られた贅沢な音楽劇。プロレタリア文学の旗手・小林多喜二の生涯を、彼を取り巻く愛すべき登場人物たちとの日々を中心に描く。2009年の初演では、第17回読売演劇大賞・芸術栄誉賞(井上ひさし)、優秀演出家賞(栗山)、優秀作品賞など数々の賞を受賞。2012年にはオリジナルキャストでの再演が話題を呼び、第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞<演劇部門>・第20回読売演劇大賞優秀男優賞(井上芳雄)ほかを受賞した。 今回は多喜二役の井上のほか、多喜二の実姉である佐藤チマ役で秋山菜津子、多喜二の恋人・田口瀧子役で矢吹奈子、多喜二の妻・伊藤ふじ子役で堀内敬子が出演。また、特高刑事・古橋鉄雄役を山崎一、同じく特高刑事・山本正役を土屋佑壱が演じる。音楽は、初演時に第17回読売演劇大賞・最優秀スタッフ賞を受賞した小曽根真が務める。 『組曲虐殺』は、2027年2月6日(土) から28日(日) まで東京・MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000で上演。ツアー公演も予定されており、詳細は後日発表される。 【あらすじ】 ときは昭和5年の5月下旬から、昭和8年2月下旬までの、2年9カ月。 幼い頃から、貧しい人々が苦しむ姿を見てきた小林多喜二(井上芳雄)は、言葉の力で社会を変えようと発起し、プロレタリア文学の旗手となる。だが、そんな多喜二は特高警察に目をつけられ、「蟹工船」をはじめ彼の作品はひどい検閲を受けるだけでなく、治安維持法違反で逮捕されるなど、追い詰められていく。そんな多喜二を心配し、姉の佐藤チマ(秋山菜津子)や恋人の田口瀧子(矢吹奈子)はことあるごとに、時には変装をしてまで、彼を訪ねていく。瀧子は、活動に没頭する多喜二との関係が進展しないことがもどかしく、また彼の同志で身の回りの世話をしている伊藤ふじ子(堀内敬子)の存在に、複雑な思いを抱いている。言論統制が激化する中、潜伏先を変えながら執筆を続ける多喜二に対し、刑事の古橋鉄雄(山崎一)や山本正(土屋佑壱)は、彼の人柄に共感しながらも職務を全うしようと手を尽くす。命を脅かされる状況の中でも、多喜二の信念は決して揺るがず、彼を取り巻く人たちは、明るく力強く生きていた。 そしてついにその日は訪れる…。 <公演情報> こまつ座&ホリプロ公演『組曲虐殺』 作:井上ひさし 演出:栗山民也 音楽・演奏:小曽根真 【キャスト】 小林多喜二(作家):井上芳雄 佐藤チマ(多喜二の実姉):秋山菜津子 田口瀧子(多喜二の恋人):矢吹奈子 伊藤ふじ子(多喜二の妻):堀内敬子 古橋鉄雄(特高刑事):山崎一 山本正(特高刑事):土屋佑壱 音楽:小曽根真 ※戯曲台本順 2027年2月6日(土)~28日(日) 会場:東京・MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000 ※ツアー公演あり(後日発表)

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