大麻、コカイン、MDMAを所持したとして麻薬及び向精神薬取締法違反の罪に問われた音楽デュオ「Def Tech(デフテック)」のMicro(マイクロ)こと西宮佑騎被告の初公判(室橋秀紀裁判官)が1日、東京地裁で開かれた。西宮被告は起訴内容を認めた。検察からの質問では薬物の使用態様によって追求がなされた。 起訴状などによると、西宮被告は今年2月2日、都内の自宅で乾燥大麻3・517グラムを所持し、また同日に千葉県内でのサーフィン後、自動車運転中にコカインとMDMAの粉末を吸引、スプーンをなめるなどして摂取した。その後、帰宅したところを厚生労働省の関東信越厚生局麻薬取締部の家宅捜索を受け現行犯逮捕された。 検察側の質問に答えた西宮被告は、サーフィンを終えた車中で違法薬物を使用したことについて「コカインは眠気から目覚めてスッキリするため。2月の極寒の海だったので、ブルブル震えていた。MDMAは体が温かくなるので、自分の中では暖をとる感覚でした」と述べた。乗用車の自動運転モードを使いながら薬物を摂取したという。違法薬物を使用しながら車の運転をした経験は「海外ではありました」と述べた。 交通事故などを引き起こす可能性を指摘されると「安全面を過信していた。高速に乗っているので人もいないし、対向車もいないときだったので危険性はないと思った。お酒とは違うので。飲酒とは全然違う感覚」と語った。「一度寝たら起きないので。午前中の仕事が詰まっていて、そのときは(一度眠ってから車を運転することを)考えなかった」と語った。 大麻やコカイン、MDMAを使用する原因について尋ねられると、10秒ほど考え込んだのち「海外の経験があった」と回答。「実家がサーフショップで、海外を行き来するなかで、サーファーや海外の選手が大麻を持ち込んでいるのを見ていた。サーフカルチャーと(薬物が)密接にあった。自分のライフスタイルと文化が切り離せなかった」と語った。 今後切り離せるかについては「切り離せる」と断言。「自分が外国人かぶれをしていた。日本ではダメだと…海外でやりたいということではないんですけど」と語り「人は人で自分は自分。きっちり線引きをして、カルチャーであろうと自分はそれは通さない。あとは二度と留置所に行きたくないので」と述べた。 検察側は「大麻の量が決して少なくはなく、はさみやスプーンなど使用道具が押収された事から依存性は顕著。また海外からの持ち込みや、運転下での使用は悪質である」と指摘。「経緯や酌量を考えても再犯の可能性がある」として拘禁刑2年を求刑。弁護側は執行猶予つきの判決を求め結審した。判決は11日午後1時半に言い渡される。