広島、リーグ最下位の打撃と「グラウンド外の雑音」に揺れる 陥った“負のループ”と今こそ問われる「逆風に立ち向かう原点」

広島カープが“負のループ”に突入してしまった。グラウンド内外で悪いことが重なって明るい未来が見えない状況に、少しずつファンも離れ始めている。セ・リーグが盛り上がるためにも、カープの躍動が必要不可欠なのだが……。 カープにとって最悪の交流戦スタートとなった。5月26日からのロッテ3連戦(マツダ)は全ての試合で逆転負けを喫し、続くソフトバンク戦(福岡)にも3連敗。勢いを付けたかったが、まさかの6連敗を喫してしまった。 「今のカープは1つでも多くの勝ち星を重ねて順位を上げないといけない。直前のチーム状態も悪くなく、最初の6連戦は最悪でも5割で行きたかったのだが……」(カープOB) 交流戦直前は3カード連続勝ち越し、パ・リーグ球団を叩いて一気に上位を狙いたかった。「良い試合ができつつあるので、明日しっかり休んで交流戦に臨みたいです」(新井貴浩監督/5月24日)と、指揮官の表情も明るかった。しかし現実は甘くなかった。 今季は開幕から苦戦が続いた。「4月は投打に計算できる選手の不調が一気に来た」(新井監督)と指揮官も認めるほど歯車が噛み合わなかった。 「野手では小園海斗、坂倉将吾の不調が大きい。中軸を期待される佐々木泰も本来の打撃に程遠い。キャンプで注目を集めた新戦力の平川蓮、勝田成、辰見鴻之介も今ひとつ。攻撃力が上がらないのも納得の状況」(在京球団編成担当者) 6月1日の50試合消化時点で、チーム打率.213、350安打、142得点、29本塁打など、複数の打撃部門がリーグ最下位。打線全体が湿りがちな中でも、昨季は首位打者と最高出塁率を獲得した小園の不調が目立つ。 「小園は神経質なところがあり、打撃の不調が守備や走塁にも悪影響を及ぼしている感じ。新井監督は『乗り越えてくれるはず』と使っていたが……。苦しいだろうが自らの力で乗り越え、ワンランク上のスターになってもらいたいところ」(カープ関係者)

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