俳優の中村玉緒さん死去、86歳 勝新太郎さんの妻、バラエティー番組でも親しまれ

俳優でタレントとしても活躍した中村玉緒(なかむら・たまお、本名・奥村玉緒=おくむら・たまお)さんが9日、肺炎のため死去した。86歳だった。 昭和14年、京都府出身。歌舞伎俳優の二代目中村鴈治郎さんの長女として生まれた。昭和28年に松竹映画で俳優デビュー。翌29年から大映に移り、映画「炎上」「ぼんち」「大菩薩峠」などに出演し、バイプレーヤーとして高い評価を得た。39年以降は映画や舞台のほか、テレビドラマにも進出し、「東芝日曜劇場」(TBS系)や「愛は正義」(テレビ朝日系)など多くの作品に出演した。 俳優として活躍する一方、平成に入ってからは、タレントとして「さんまのSUPERからくりTV」(TBS系)などバラエティー番組にも出演し、浮世離れした天真爛漫(てんしんらんまん)なキャラクターから、流行の玩具「たまごっち」をもじって「玉緒っち」と呼ばれ、お茶の間の人気者として親しまれた。 夫で人気俳優だった勝新太郎さんとは昭和37年に結婚。勝プロダクション倒産後、長女と長男が大麻不法所持で逮捕され、勝さんも下着に薬物を隠し持っていたところを検挙されるなど、家族のトラブルに翻弄され続けたが、夫婦仲の良さで知られた。平成9年6月に勝さんが死去、「天国でも素晴らしい役者でいてほしい」と話していた。

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