ホワイトハウスでのUFC格闘技大会、FBIがドローン攻撃計画を未然阻止

(ブルームバーグ):ホワイトハウスで14日夜開催された総合格闘技イベントに対し、ドローンや銃を用いた攻撃を計画していた容疑で「複数の人物」が逮捕されたと、パテル連邦捜査局(FBI)長官が16日、明らかにした。 パテル氏は「FBIと関係機関の迅速な対応により、複数の人物の身柄を拘束し、計画中だったとみられる攻撃を完全に阻止した」とソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」に投稿した。 事情に詳しい関係者によると、容疑者の家族による警察への通報が捜査のきっかけとなった。 捜査について匿名で語った関係者によると、連邦法執行当局は約20人が参加していたメッセージアプリ「シグナル」のチャットに潜入した。チャットではイベントを標的とした事前準備について協議していたとされる。当局者によれば、計画では爆発物を搭載したドローンが周辺の建物を攻撃し、避難する人々を狙撃チームが待ち構えることになっていた。その後、攻撃の第2段階としてホワイトハウスの門へ突入する計画だったとされる。 トランプ大統領は自身の誕生日を祝い、米国建国250周年を記念する行事として、ホワイトハウス南庭でアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC)のイベントを開催した。 トランプ氏とその周辺が攻撃の標的となるケースが、近年相次いでいる。2024年にペンシルベニア州バトラーで開かれた選挙集会では、銃弾がトランプ氏の耳をかすめた。その後も同氏が所有するフロリダ州のゴルフクラブや、今年4月に開かれたホワイトハウス記者協会の夕食会でも、暗殺未遂事件が起きている。 この数カ月ではマールアラーゴの警備区域侵入を試みた武装した男が射殺されたほか、ホワイトハウスの警備検問所付近でも発砲事件が発生した。トランプ氏はシークレットサービスへの信頼を理由に、公のイベントを継続したいと述べている。同時にこうした攻撃を理由に、警備を強化し医療施設を備えた新しいボールルームをホワイトハウス敷地内に建設することの正当性を主張している。

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