5月下旬に長女への暴行の疑いで警視庁に逮捕され、翌日に電撃辞任した巨人・阿部慎之助前監督(47)について、東京地検は6月15日、起訴猶予とした。 在京テレビキー局関係者が“阿部事件”を振り返る。 「野球に興味がない主婦層にとっても、巨人軍現役監督の逮捕はかなりセンセーショナルだったようで、情報番組の視聴率も高かった。おそらく、世間は今回の事件を家族問題として捉えていたのでしょう。単なる野球界のニュースとして終わらなかったため、連日、各テレビ局や情報番組で取り扱いが続いたのです」 突然ユニフォームを脱いで謹慎状態に陥った阿部氏。このまま球界はおろか、メディアからも遠ざかるかと思いきや、“身内”が早くも復帰プランを練り始めている。 「巨人軍のグループ企業である日本テレビが来年にも解説、出演者として阿部氏を迎え入れようと思案しています。スポーツニュースのゲストコメンテーターから始めて、ゆくゆくは巨人戦中継の解説にも加わってもらう流れのようです」(同局関係者) 平日の「news zero」、土日の「Going! Sports&News」などでスポーツニュースを毎日編成している日本テレビ。無論、巨人軍の話題を取り扱う機会も多い。 「ルーキー時代から中心選手として活躍した阿部さんには、制作スタッフも散々世話になっています。会食などでコミュニケーションを取るのはもちろんのこと、海外での自主トレにも『日テレだからいいよ』と独占取材をOKしてもらったこともありました。阿部さんが監督になってからは、さらに交流する機会が増え、幹部たちは恩義を感じています。 また、一部で『こんなことをしても無駄だ』と揶揄されていた、阿部監督復帰を求める13万筆以上のネット署名も無関係ではありません。視聴者の嫌悪感が残っているうちはメディア復帰は厳しいと思いましたが、まだ人気者であることが思わぬ形で確認できました。不起訴だったとはいえ、さすがに今年いっぱいは謹慎するでしょうが、年が明ければ区切りもいい。『今度は我々が恩返しをする番だ』という認識です」(同前) 阿部氏にとっては思わぬ追い風が吹いた。来シーズンはお茶の間で新たな阿部慎之助の姿が見られるかもしれない。