【AFP=時事】サッカーW杯北中米大会に臨むコートジボワール代表のFWエリー・ワヒ(23)が、不正賭博に関わる容疑によってカナダのビザ(査証)発給を拒否されていたものの、その後入国が許可された。選手に近い関係者が18日、明かした。 コートジボワールサッカー協会(FIF)は、ワヒが20日にトロントで行われるドイツ戦を欠場すると発表していた。FIFは当初、ビザ発給拒否の理由を明かしていなかった。 しかしこの日、関係者がAFPに明かしたところによると、カナダ当局はワヒの法的状況に関する追加情報の提出を求めてビザの承認を遅らせていたが、最終的に入国を認めたという。 複数のメディアの報道によると、ドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルトからのレンタル移籍によりフランス・リーグ1のニースでプレーしていたワヒは、リーグ戦でのスポットフィキシング(不正賭博)の容疑でフランスの検察当局から聴取を受けていた。 この一件は、5月中旬のシーズン最終日に行われたメスとの試合でワヒが提示されたイエローカードを巡るもので、同選手が警告を受けるという賭けに異例の取引量が集中したことに賭博管理当局が気づいたことが発端となった。 フランス・プロサッカーリーグ(LFP)は17日、「スポーツ詐欺および組織的汚職を構成する可能性のある事実」について、告訴状を提出したと発表した。 マルセイユの公判検事局はAFPの取材に対し、「リーグ1でプレーする23歳のプロサッカー選手が、現在進行中の捜査に関連して2026年5月29日に逮捕された」と認めている。検察は、選手は釈放されたものの、捜査は継続中であると述べた。 ワヒの弁護士は、同選手が先月「数時間」聴取を受けたものの、その後釈放されたと語り、「したがって、エリー・ワヒは現時点で起訴されておらず、いかなる司法制限も受けていない」と付け加えた。 フランス生まれのワヒは今年3月にコートジボワールへ国籍を変更し、14日に1-0で勝利したエクアドルとの大会初戦では先発出場していた。【翻訳編集】 AFPBB News