「神のお告げの取次者」主犯の男の母親送検 逮捕前の取材に「監禁なんかしていません」

19歳の息子を監禁したとして父親らが逮捕された事件で、“神のお告げの取次者”を名乗る主犯の男の母親がきょう(19日)送検されました。母親は逮捕前の取材に「監禁はしていない」と話していました。 村上恵美容疑者(逮捕前) 「監禁なんかしていませんよ。親(辰己容疑者)もいたんだ。みんな何言ってんの」 (Q:男の子を助けようとしていた?) 「そうですよ、頼まれて。あんな子は引き受けたくないと言っていたのに」 けさ(19日朝)、新たに送検されたのは、コンサルティング会社代表の村上恵美容疑者(75)。先月(5月)、横浜市の住宅で、19歳の男性を監禁した疑いが持たれています。 その共犯としてすでに逮捕されているのが… 「神のお告げの取次者」。自らをこう語っていた村上有容疑者(46)で、恵美容疑者の息子です。 有容疑者の精神的な支配によって起きたとみられる監禁事件。村上容疑者親子らが監禁したとされるのは、ともに逮捕された奈良県大和高田市の会社役員 辰己勝容疑者の息子(19)でした。 逮捕されたのは、村上容疑者家族と辰己容疑者家族の合わせて8人です。発端となったのは、辰己容疑者が経営している会社の業績悪化でした。 塗装などの工事を扱う会社を経営している辰己容疑者。 (Q:辰己容疑者はどんな人?) 近隣住民 「真面目そうな、きれい好きな人。仕事頑張ってて、いつも車洗っている」 (Q:妻の貴子容疑者は?) 「ご主人の仕事を手伝う普通の奥さん」 しかし、警察によりますと、数年前に経営が悪化。そこで助言をしたというのが、“神のお告げの取次者”を名乗る村上有容疑者でした。当時の様子について、逮捕前、有容疑者の母親・恵美容疑者は…。 村上恵美容疑者(逮捕前) 「このままいけば破産か倒産というときに(相談に)来たわけ。うちの子(有容疑者)はわかるもんだから。そういうのは見れるから。そうしたら『助かる』って言ったわけ」 (Q:困った人を助けたり、導いたり?) 「やってます。うちは占いじゃないので。こうした方がいいって。ちゃんと証しがでる。言うのみなさん。ちゃんと動きましたよって。当たり前じゃん。それが本当の神様の力」 助言の後、会社は経営が回復したといい、それ以来、辰己容疑者は「有先生」と呼び、心酔していったといいます。 精神的な依存が続くなか、今回、監禁の被害者となった19歳の息子を更生させる目的で有容疑者に預けたという辰己容疑者。 息子は、有容疑者が経営に携わるレストランで働くことになりましたが、去年(2025年)12月、逃げ出して、奈良県内で身を隠していたところを父親の辰己容疑者に見つかり、先月(5月)、また連れ戻されたといいます。 そして、村上容疑者親子が住む家のすぐそばの住宅で、監禁が始まったとみられています。 警察によりますと、このとき恵美容疑者は不在で、7人で監禁を始めたとみられますが、有容疑者が恵美容疑者を呼び、8人で監禁したということです。 「神のお告げの取次者」を名乗る主犯の有容疑者。しかし実は、母親の恵美容疑者が営むコンサルティング会社の社員という立場でもあり、恵美容疑者のことを「会長」と呼んでいたというのです。 「会長がいないと話が進まない」。有容疑者は調べに対し、こう話していて、警察は、恵美容疑者が監禁の意思決定に力を持っていたとみて、逮捕に踏み切ったということです。 恵美容疑者らは、男性を下着姿にさせて取り囲み、全裸で寝かせたり、バリカンで髪をそったりするなどしたとみられています。 (Q:裸にさせられて、外に出られないようにされた?) 「それは逃げるから。口がうまいから、見張ってないと逃げていっちゃう。それでパンツだけにしたの。私は呼ばれて横にいただけ。なんかやってるなって。いつのまにかモヒカンになってた。言うこと聞かない罰だって。イヤだったら言い分あるでしょうっつーの。なんで黙ってるのって言いたい。」 恵美容疑者の印象について、近隣住民は。 (Q:印象は?) 近隣住民 「普通の人。ただ宗教やってるから幸せとか、ここに木があると家の中が不幸になる。伐採した方がいいとか」 警察は、「捜査に支障がある」として容疑者らの認否を明らかにしていませんが、監禁に関わったのはこの8人ですべてとみて実態を詳しく調べています。

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