2024年4月に発生した、北海道旭川市・神居古潭(かむいこたん)で当時17歳の女子高校生が川に転落して死亡した事件。 監禁、殺人、不同意わいせつ致死の罪に問われている内田梨瑚被告(23・事件当時21)の裁判員裁判は、22日に判決(求刑・懲役27年)が言い渡されます。 事件発生から約2年。8回に渡る公判で内田被告は、問われる罪にどう向き合ったのか、裁判員裁判の経過を振り返ります。 証人尋問では、共謀した受刑者の女(当時19)のほかに、内田被告とともに女子高校生を監禁した罪などに問われ、すでに家庭裁判所で保護処分を受けた当時16歳の少年と少女にもリモート形式で尋問が行われました。 ■少年(当時16)がビデオ通話越しに見た暴行 裁判4日目に行われた少年(当時16)の証人尋問では、事件が起きた日の夜に内田被告と交わしたビデオ通話の内容が明かされました。 少年の証言によると、2024年4月18日に旭川市内で内田被告と合流し、内田被告から指示されて女子高校生との通話を代わり、暴力団の口調で「どう落とし前つけんの」などと脅すよう頼まれたといいます。 その後、内田被告らは女子高校生を連れて留萌市から旭川市へ向かいましたが、少年は関わりたくなかったことや、門限などの理由から、途中で自宅へ送り届けられ、帰宅しました。 自宅に帰った少年は、状況が心配になり、内田被告にLINEで通話をかけたところ、すぐにビデオ通話に切り替えられました。 画面に最初に映し出されたのは、神居大橋の上で、受刑者の女(当時19)が仰向けになった女子高校生に対して馬乗りになっている状態でした。受刑者の女は、両手や片手で女子高校生の首を絞めたり、顔を複数回殴るなどの暴力を振るっていたと証言しました。その際、女子高校生の両手首は上に挙げられた「万歳のような形」でつかまれており、女子高校生は泣きながら「すみません」と謝り続けていたといいます。 神居大橋には照明がありませんでしたが、スマートフォンのライトと思われる明かりがついていたため、少年は様子を確認することができました。受刑者の女は、これまでに聞いたことのない口調で「こっちは人生かかってるんだよ」と怒鳴っていたと証言しました。少年が内田被告になぜこのようなことをしているのか尋ねると、内田被告は怒った感じで「女子高校生がコンビニで暴れたから」と答えたといいます。