米・英政府がアジア最大級の犯罪集団として経済制裁を科したカンボジアの中国系組織「プリンス・グループ」幹部とみられ、警視庁に逮捕された男の在留資格が「高度専門職」だったことが23日、捜査関係者への取材で分かった。その中でも日本国内で企業経営などを担う人が一定の条件を満たした場合に与えられる資格で、警視庁は男が経営しているとされる会社の実態や資格取得の経緯を調べている。 男は中国出身のフー・シー容疑者(44)。東京都中央区役所に4月20日、虚偽の転入届を提出したなどとして電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕された。 フー容疑者が代表取締役を務める東京都千代田区の会社の登記簿によると、貿易業や不動産業などを目的に2023年4月に設立された。フー容疑者の住所は、虚偽の転入届を提出したとされる今年4月20日付で大阪府吹田市から東京都中央区に変更し、翌21日付で登記されていた。 捜査関係者によると、容疑者は「日本の永住権を取るために住民票を移した。代理人に任せていた」と供述している。