周南警察署は23日、周南市の農業法人から約2.4トンの玄米をだまし取った詐欺の疑いで下松市生野屋西3丁目の美容師の男、藤井進容疑者(76)を逮捕した。 藤井容疑者は昨年12月上旬ごろ、農業法人代表の80代男性に「飲食店に納品する玄米を取りに行くので用意してほしい」、「自分が精米や袋詰めをして納品する」などうそを言って米の納品を仲介するように装い、玄米をだまし取った疑い。 同容疑者が昨年12月8日から22日までの間、16回にわたって受け取った玄米は計2,430キログラム。玄米の販売価格は約145万8,000円相当。取引した2つの飲食店へ本来納品する予定の量は460キログラムだった。残りの玄米の行方は捜査中。 同法人と飲食店が連絡を取った際に納品した米の量に差異があることが発覚し、1月に同署に相談。捜査の結果、藤井容疑者の犯行と認め、23日午前8時58分、自宅前の路上で通常逮捕した。 藤井容疑者は「受け取ったのは間違いないが、だますつもりはなかった」と容疑を一部否認している。余罪の有無についても捜査中。