『四月の余白』吉田恵輔監督 令和に持ってきた、自分の中学時代 【Director’s Interview Vol.570】

『机のなかみ』(06)で商業デビューを飾ってから20年。吉田恵輔監督は一貫して自分が作りたい作品だけを監督してきた稀有な存在と言える。その作風は不謹慎でふざけていて、可笑しくて哀しくて、ときに容赦がないほど残酷で、さまざまにスタイルを変えながら、常に愚かで弱い人間たちに注ぐ愛情であふれている。 最新作の『四月の余白』では、手のつけられない不良中学生と、更生施設を運営する元不良の中年男を軸に、今の時代の教育現場の歪みに斬り込んでみせた。高く評価された前作『ミッシング』(23)に続いてシリアスなタッチの人間ドラマを描いた心情について、監督の話を伺った。 ※吉田監督の『よし』は土に口です。 ※本記事は主人公の行く末に言及しているため、映画未見の方はご注意ください。

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