警察が捜査対象にしていた賭博店側に情報を漏らしたとして、警視庁は8日、本所署生活安全課の40代の男性巡査部長を地方公務員法違反(守秘義務)の疑いで逮捕した。警察関係者への取材でわかった。警視庁は、巡査部長と店側との関係性や経緯を詳しく調べて処分する方針。 巡査部長の逮捕容疑は、2025年5月、他県の警察が捜査対象として挙げていた東京都内の賭博店や関係者の住所などを店側に漏らしたというもの。警察は他県で捜査をする際、事前に管轄の警察に伝えるのが一般的で、他県警が捜査対象としていたリストが警視庁に伝えられていたという。 賭博店は本所署管内などにあり、警視庁は、巡査部長がリストを見て店側に漏らしたとみて調べている。 捜査をしていた県警が家宅捜索をしようとしたところ、関係先の実態がなくなっていたという。 捜査情報の漏洩(ろうえい)を巡っては、警視庁が2025年11月以降、女性を風俗店に斡旋(あっせん)する国内最大のスカウトグループに捜査情報を漏らしたとして、同庁暴力団対策課の警部補=懲戒免職=を繰り返し逮捕していた。職員へ情報管理の徹底を呼びかけるとともに、捜査対象への情報漏洩については厳しく対処する方針を改めて確認していた。