韓国・尹錫悦前大統領にきょう最高裁判決…戒厳令巡る逮捕妨害、初の司法判断

【07月09日 KOREA WAVE】2024年12月の「非常戒厳」宣布を巡り、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)による自身への拘束令状逮捕状執行を妨害したなどとして、職権濫用罪などに問われた韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領に対する最高裁の判決(上告審宣告)が9日午後2時、言い渡される。混迷を極めた戒厳令宣布から583日。一連の事件でユン・ソンニョル氏に対する最高裁の判断が出るのは初めて。 最高裁は今回の判決の模様を生中継することを決定した。最高裁の「小法廷」での宣告が生中継されるのは初の異例の対応。ユン・ソンニョル氏側は生中継に反対する意見書を提出していたが、退けられた。ユン・ソンニョル氏は同日午前から開かれる別の「内乱首謀容疑」の裁判に出るため、最高裁には姿を見せない。最高裁は庁舎周辺の出入り口を一部閉鎖するなど、警備を大幅に強化している。 ユン・ソンニョル氏は2025年1月、大統領警護処の職員を動員して公捜処による逮捕を妨害したほか、戒厳令宣布の直前に一部の閣僚だけを招集して他の閣僚の審議権を侵害した疑いなどが持たれている。さらに、軍関係者に機密の通話記録を削除するよう指示したほか、海外メディアに対して「国会への出入りは妨げなかった」とする虚偽の広報資料を作成・伝達した疑いもかけられている。 一連の裁判では、今年1月の1審が容疑の大半を認めて懲役5年を言い渡した。続く4月の2審では、1審が一部無罪とした閣僚への審議権侵害や海外メディアへの虚偽広報の容疑も「有罪」へと覆し、1審より重い懲役7年を言い渡していた。 なお、今回の最高裁判決と同時に、ソウル中央地裁では、ユン・ソンニョル氏の逮捕を妨害したとして特殊公務執行妨害などの罪に問われているパク・ジョンジュン前大統領警護処長ら、当時の警護処幹部4人に対する1審判決も言い渡される。検察側はパク氏らに懲役3〜7年を求刑している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする