韓国・釜山市長選の最年少候補、飲料カップテロは「自作自演」、拘束

【07月09日 KOREA WAVE】韓国統一地方選での釜山市長選当時、「飲料カップテロ」の被害を訴えていたチョン・イハン元釜山市長候補(改革新党)が、自作自演疑惑により拘束された。チョン元候補は1988年生まれで、最も若い釜山市長候補として「青年政治」と世代交代を掲げ注目されていたが、わずか数カ月で公職選挙法違反の疑いを受ける被疑者として捜査を受けることになり、事件の全容に関心が集まっている。 釜山地裁は8日、公職選挙法違反と偽計による公務執行妨害などの疑いが持たれているチョン元候補について、証拠隠滅の恐れを理由に拘束令状を発付した。ともに立件された共犯の30代男性についても拘束令状を発付した。 チョン元候補はこの日、釜山地裁に出廷する際、「申し訳ありません。すべては法廷で事実関係を明らかにします」「調査に誠実に応じます」と述べた。審査を終えた2人は検察庁の地下通路を通って移動し、東莱警察署の留置場に収容された。 拘束令状の発付により、警察は事件の経緯と共謀の有無などの解明に捜査力を集中させるとみられる。警察は、チョン元候補と男性が飲料の投げつけを事前に計画したのか、選挙過程で有権者の判断に影響を与える意図があったのかなどを重点的に調べている。 チョン元候補は4月27日、釜山市金井区の久瑞インターチェンジ付近で選挙運動をしていた際、男性が車内から投げた飲料を避けようとして転倒し、脳震とうと筋挫傷を負ったと主張していた。 当時、警察は防犯カメラ映像などをもとに男性を緊急逮捕したが、拘束令状は棄却された。その後、チョン元候補は首の保護具を着用したまま警察署を訪れ、男性への寛大な処分を求める嘆願書を提出していた。 しかし警察は事件を再検討する過程で、自作自演の可能性を把握した。6月4日にチョン元候補の選挙事務所を家宅捜索し、男性の携帯電話のフォレンジック過程で、2人の事前通話記録などを確保したとされる。 男性はチョン元候補と普段から知り合いだった元フィットネストレーナーだと伝えられている。 警察は自作自演疑惑以外にも、チョン元候補を巡る複数の疑惑について捜査を続けている。現在、学歴を巡る騒動、父親が運営する病院で診断書を発行してもらった過程の適正性、チョン元候補関連の世論調査機関の公正性疑惑、父親の会社系列会社の社員を選挙運動に動員した疑惑など、全般的な事実関係を確認している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする